就学前の親子を対象に、放射線量の少ない栃木県わんぱく公園に日帰りで行き、自然の中でリフレッシュすること、体を思い切り動かし、運動バランスの取れる動きをしてくることを目的に、自然と触れ合うこと、
親子遊びと親ミーティング、食育、心理教育を2014年6月15 日(日)と10月26日(日)の2回行いました。それぞれ実施前には研修会も行い、実施のための準備をしました。
子ども達の心と体・運動機能、生活(食を含む)の健康をトータル的にケアし、対処法を教育し育てるプログラムを実施することを目的に、「放射線」「栄養・免疫力」「運動あそび」「心理教育」の4講座を盛り込んだキャンプを行いました。
・2泊3日の小学校低学年コース:2014年8月12日(火)~14日(木)
・3泊4日の小学校中・高学年コース:2014年8月12 日(火)~15日(金)
・2泊3日の小学校低学年親子コース:2014年8月21日(木)~23日(土)
の3回、放射線量の低い国立磐梯青少年交流の家で行いました。
宿泊型のプログラムのアンケートの結果では、実施前と比べて、子ども達のストレスは低下しました。その中でも、被災3県の中で福島県の子ども達に特徴的だった眠れなさやイライラしやすさ、敏感さが顕著に低下しました。
子ども達は放射線とはなにか、どう対処すれば良いのかを学んだことで、放射線不安という曖昧に感じていたものが自覚的に理解できるようになり、曖昧な不安やストレスが減ったと考えることができます。“ 適切に知り、対処できるようになること” で、子ども達のストレスを軽くすることができます。
この効果をより多くの子ども達に体験してもらうため、2015年には6月8日(月)、9日(火)、11 日(木)の3日間を郡山市立芳山小学校で、11月24日(火)~26日(木)の3日間を福島市立庭坂小学校で授業を行わせていただきました。2校とも全校児童がクラスごとに楽しんで授業を受けました。