寄付とお願い

2021.05.31

このサイトの目的とお願い

このサイトは、東日本大震災後に活動されたさまざまな取り組みを記録し、伝承し、活用することを目的としております。このサイトは皆様のご協力により運営されております。お力添えいただければ幸いです。

当サイトの目的

 このサイト「東日本大震災:私たちの活動記録」は、東日本大震災後に活動された人々のさまざまな取り組みを記録し、伝承し、これからを生きる人々が再び活用するためのサイトです。

 このサイトを立ち上げる2021年現在は、東日本大震災発生からちょうど10年目を迎える年となります。東日本大震災はここには書ききれないほどの大きな影響を及ぼした災害でした。その日、当たり前の日常は一変し、その一部は10年を経過した今もまだ対応が必要とされています。

 東日本大震災によるさまざまな課題に対応するために、人々はその都度知恵を出し合い、行動し、「私たちにできることは何か」を探り続けてきました。そのような試行錯誤は、時に身近な人々の助け合いとして、時にNPOとして、さまざまな形で立ち上がり、直面している課題を良い方向に進めていくための活動となりました。

 震災から10年が経過した今、そのような活動は、その役割を終え、あるいはさまざまな事情で、少しずつ消えていこうとしています。経済的な持続性や、政治的な継続性のない活動は、活動そのものが終わるとその情報も失われてしまいます。

 けれども東日本大地震のような危機は、これから先も私たちを襲い、経済も政治も届かない課題に立ち向かう時が来ることが予測されます。その時に、未来の人々が再び活動を立ち上げるための助けとなるように、参考にできる活動の情報を、活用しやすい形でインターネット上に残すこと。それが、このサイトの目的です。

活用例

 2021年1月現在、私たちの世界は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人々が直接交流しにくいコミュニティ分断の危機に瀕しています。一方で、2011年の東日本大震災発生当時、福島県は原発事故に見舞われ、人々の放射線被害への意識の違いなどから、人々が心から話し合うことがしにくいコミュニティ分断の危機に瀕していました。

 新型コロナウイルスと東日本大震災、一見すると全く違うように見えるこの2つの危機の中で、私たちは「コミュニティの分断」という同じ課題に再び直面しています。同じ課題ならば、東日本大震災にて培われた当時の試行錯誤は、時代を超えて新型コロナウイルスによって生じる課題への試行錯誤としても活用できるはずです。

 一例をあげれば、東日本大震災の支援として考案された「親子遊びと親ミーティング」という活動は、もともとは放射線不安により分断していた親子のコミュニティを、保育士や心理士などの専門職を交えたグループワークによって再接続するための活動でした。この東日本大地震で考案された活動を、コロナ禍においてもビデオ通話アプリを用いて開催することで、コロナ禍によって分断された親子のコミュニティを再接続する活動として、形を変えて活用されています(オンライン版 親子遊びと親ミーティング)。

 このように、これまでに行われた様々な活動の記録を、現在とそして未来の人々が活用しやすいように記録し、次の時代の危機に対応するためのサポート資源として繋げていくことを「私たちの活動記録」は目指します。

みなさまへのお願い

 このサイトのすべての情報は無料で公開され、サイトへの掲載もすべて無料で行います。様々な活動の情報を偏りなく届けられるように、広告に頼った運営も一切いたしません。

 そのためこのサイトを10年先・100年先の未来へ持続的に届けるためには、このサイトの目的に共感してくださる皆さまの継続的なご協力が必要です。

 よろしければ、以下の3点のご協力をお願いいたします。

1)月500円の継続寄付にご登録ください。

 120名の方にご登録いただければ、持続的にこのサイトを運営することが可能になります。

2)活動の情報をお持ちの方はご連絡ください。

 支援活動や市民活動、NPOの活動などの情報を無料で掲載をさせていただきます。多様な活動の記録が掲載されることで、様々な危機や課題に対応するための助けとなります。

3)このサイトをお知り合いの方にお知らせください。

 このサイトについて、FacebookやTwitterなどのSNSでお知らせいただいたり、お知り合いの方にお話ください。多くの方に知っていただけることで、このサイトが活用されやすくなります。また寄付や記録が集まりやすくなり、サイトが維持されやすくなります。
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