学級ミーティングとは、安全に"今の思い"を自発的に語ってもらい、教室の仲間に共感支持される経験を通して、ピア・サポート力を賦活しエンパワメントされるための、教師と児童生徒の絆を結ぶ学級活動です。
③リラクセーション(ストレスマネジメント)
・動作法
「肩上げ」セルフリラクセーションとペアリラクセーション
・深呼吸
*参考資料:
心や体のリフレッシュ法(リラクセーションの方法):福島県教育委員会
④ピア・ミーティング
担任がファシリテーターとなり事前アンケートの3問を1問ずつ問いかけ、1問ずつ学級の全員が順番に話す。メンバーは共感的に傾聴し、お互いの気持ちを認めあいながら受容する。
具体的には、
・質問1「あなたは今どんなことを思っていますか?感じていますか?」
・質問2「それについて、どんな工夫をしていますか?」
・質問3「これからどうしたいですか?どんなことができますか?」
これを1問ずつ全員に順繰りに聞く。
質問の構成は、
①今の気持ち
②それに対する工夫
③これから未来に向けて自分たちでできることを共有しあう
となっている。
共感と知恵を分かち合い、自分たちで対処できることを見つけ、お互いにエンパワメントし合うことを目的として行う。
ピアミーティングの留意点
・「今思っていること」に焦点を当て、今後への対処に目を向けさせる。
・本人がこの場で話せることを話させ、無理に聞き出さない。話したくない時はパスしてもよい。
・辛くなったら保健室へ退避させる。
・ふざけて話を邪魔しないように注意する。
・自責的な発言には、今回のことは誰が悪いわけではないと保障する。
⑤担任のまとめ
みんなの想いを簡単にまとめてから、以下のメッセージを与える。
・みんなで協力し合い、励まし合いながらこの事態を乗り越えていこう
・なるべく普段通りの学校生活をしよう
・うわさに惑わされないようにしよう
・一人で考え込まないこと。辛いときは先生や親、SCに相談しよう。
事後活動
事後フォロー
担任や管理職、SCとで、健康アンケートをチェックしてミーティングでの様子を加味し、個別に担当やSCが面談する必要のある児童生徒や、医療その他関連機関にリファーするケースを見つけ、適切に対応する。